篠原先生の部屋ドライマウスの臨床像

トップページ
ドライマウス(口腔乾燥症)とは
ドライマウスの問題点
唾液について
ドライマウスの分類
ドライマウスの病態と頻度
ドライマウスの臨床像
ドライマウスの原因
ドライマウスの診断
ドライマウスの治療
ドライマウスの今後の展望と課題
部屋主の紹介
ドライマウスオアシスHOME

ドライマウスになると以下のようにさまざまな症状が現れます。

ドライマウスに関連した自覚症状
味覚異常:味がしない、味がわからない
咀嚼障害:よく噛めない、噛みにくい
嚥下障害:飲み込みにくい
口の不快感:ベタベタする、喉が詰まった感じがする
粘膜の外傷:傷つきやすい、アフタが好発する
言語障害:しゃべりにくい
口腔乾燥感:口が乾燥しやすい、ネバネバする
口臭:口臭が強い
痛み:舌にしみる、舌に痛みを感じる
口が汚い:汚れやすい、食物残渣が多い
唾液分泌低下に伴う臨床症状
舌の発赤、平滑舌:舌乳頭の萎縮、粘膜の萎縮
舌痛症、粘膜疾患:微少外傷、アフタの治癒不全
口腔粘膜の菲薄化:口腔粘膜の萎縮、乾燥(てかり)
口角びらんカンジダ症
カリエス、歯周病:唾液による自浄作用の低下
義歯不適合、違和感:口腔粘膜の乾燥、歯苔、義歯の汚染
舌苔、歯牙の汚染:舌苔の増加、色素沈着
カンジダ症:口腔の低pH環境(pH 5以下)
唾液量減少による緩衝能の低下
口腔内の酸性化
唾液分泌低下患者の約40%に発現
感染症、誤嚥性肺炎:口腔内細菌叢の変化
ドライマウス患者の口腔内所見
ドライマウス患者の口腔内所見
口腔乾燥状態の程度評価

唾液の分泌量

1.口腔粘膜が正常唾液で潤っている 2.唾液の粘性が亢進している 3.唾液中に細かい泡が見られる 4.口腔粘膜上に唾液がなく、乾燥している

乾燥部位

1.舌背部表面、口蓋部の乾燥感 2.舌側縁部の乾燥感 3.舌下面の乾燥感
カンジダ症の臨床所見

カンジダ症の自覚症状

灼熱感、疼痛、接触痛、刺激痛、苦味などの味覚異常

カンジダ症の種類

偽膜性カンジダ症:粘膜の発赤と斑状の白色偽膜の形成、ザラザラ感が多い
ドライマウスではこのタイプのカンジダ症はみられない
萎縮性カンジダ症:粘膜は萎縮、発赤し、痛みを伴うことが多い、偽膜形成なし、
ドライマウス患者に好発するタイプのカンジダ症
肥厚性カンジダ症:粘膜上皮の肥厚、舌背、頬粘膜に好発する
病歴の長いカンジダ症にみられる
カンジダ性口角炎:両側の口角びらん
ドライマウス患者に好発するタイプのカンジダ症
カンジダ症の種類
Copyright © DRY MOUTH SOCIETY IN JAPAN All Rights Reserved↑ GO TO PAGE TOP