安彦先生の部屋心の不調による、もう一つのタイプのドライマウスへの対応

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唾液の分泌量が低下していなくても、ドライマウスを訴える方がいます。

実際に、ドライマウスを訴えて病院を訪れる患者様の半分以上は、お口の状態に悪影響を及ぼすような唾液量の低下がみられません。このような方々の症状の原因にも心の不調が考えられます。一時的に強いストレスがあり、一時的にドライマウスを生じた感覚がずっと残っている場合が多い様です。このような方は、唾液に対する拘り、お口に対する拘りが強くなっているため、それを少しでも取り除くことが必要です。

まず、どの程度乾きを感じるのか、特にどんな時に渇きを感じるのか、また、渇きを感じないことがあるとすればどんな時かを自分自身で客観的に理解する必要があります。もし、面倒でなければ、一定期間ドライマウスに関する日記をつけてみるのも一つです。
日記を読み返してみると、一日の中で渇きを感じている時間がそれほど多くないことや、家事を行っている時や仲のいい友達と会って楽しい会話をしている時、好きなテレビドラマを観ている時などには渇きを感じないことに気がつくこともあります。案外渇きを感じていることが少ないと気がつくとそれだけでも楽になりますし、渇きを感じない時間帯がある時には、その時間帯を少しでも長くするように、リラックスしながら、乾きを感じていない時の状況をイメージすることが大事です。
ガムを咬むことや自律訓練法などによるリラックス法を取り入ることも有効です。

これらのことを試みてもどうしても改善傾向がみられない時には、これまで述べてきた心の不調とは異なったタイプの脳の不調和のあることがあります。その際には、歯科医師と精神科医による連携が必要になってきます。

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